購入したお米の保存、どうしてますか?以外と購入した時の袋に入れたまま、口を輪ゴム等で止めておいている人が多いいのではないでしょうか。昔は、どの家庭にも米びつがありましたが、最近では、米びつを使用する家庭が少ないようですね。せっかく美味しいお米を購入したのですから、いつまでも美味しく召し上がりたいものです。
では、お勧めの「お米の保存法」をご説明いたしましょう。
●購入時のお米の袋が、いけない理由
購入したお米の袋には、ほとんどといっていいぐらい空気抜けの穴が開いてます。これは、単に販売する側の都合で(お米を陳列しやすいようにできている)空いているだけの物です。この空気抜けの穴が曲者で、袋の口を閉じていても、この穴から湿気を含んだ新しい空気が中に入ってしまいます。(時には、虫の付く原因になる場合もあります)
湿度の高いところに置いておけば、お米は湿気ますし、常に空気が入り酸化しつづけます。すぐ消費しないのであれば、ちゃんと保存しましょう。
●米を劣化させる三大要素
高 温 |
日の射す所や冷蔵庫の側を避ける |
湿 気 |
キッチン等の水周りの側を避ける |
酸 化 |
なるべく空気に触れないようにする |
●風通しのよい日陰が一番!(お米の保存の基本)
お米の保存には、風通しがよく、涼しくて、暗い場所が適当です。ところが今の家庭のキッチンの中には、この条件を満たすスペースが少ないのです。
キッチンでは火を使い、しかもお湯などを沸かしますので、他の部屋より温度が高く、湿度も高くなります。冷蔵庫などの電気製品も放熱しますし、水仕事の水がかかるおそれもあります。以前は薄暗かった台所も、今では大きく窓をとり日の当たる設計が多くなり、キッチン全体がお米を保存するには適さない状態になっています。キッチンから一歩外へ出れば、適当な場所があるのかもしれませんが、あまりにも不便。ですから、10キロまとめて買った場合には、2〜3キロをキッチンに置き、残りを納戸などにしまっておくとよいでしょう。
また、冷蔵庫に余裕があるのなら、密閉して冷蔵しておけば、お米の質は低下しません。床下収納のある家庭では、ここを利用するのもよいでしょう。風通しは、よくありませんが、温度はかなり低くなります。
●お勧め保存法
お勧めの保存法は、すぐ消費しない量を小分けして、パッキングする事です。なるべく蓋や口がしっかり閉まり、空気が進入しない容器を使いましょう。お米は、容器の口一杯まで入れ余分な空気を少なくするることが、ポイントです。口一杯までお米を入れても、どうしても湿気を含んだ空気が入ってしまいますが、新しい空気が入らなければ、それ以上の湿気・酸化を防げます。小分けした容器を冷暗所に置き、ひとつづつ使っていきます。(消費するときまで口を開けない事!)
そこで、小分けする容器に、インスタント・コーヒーの空きビンを勧めます。もともとこの容器は、フリーズドライの顆粒が、湿気ないようにできており、お米を保存するのに最適です。
150g 入りの空き瓶で、お米が約600g 入り、5本も用意できれば、約3kg のお米が保存できます。5kg 購入した場合、すぐ使う2kg
はキッチンに置き、後の3kg をビンに小分けして、冷暗所に保存する。これがお勧めの保存法です。(ビンは定期的に洗って乾燥して使うこと)
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