米ぬかは、昔から日本人の生活の中、いろいろなところで愛用されてきました。 ぬか漬け・コメ油・洗剤・肥料等などに。そして、肌の汚れを落として老化の防止に、
ツヤのある肌を作る美容法としても、使われてきました。米ぬかを使用した化粧品も、
かなり出回ってますね。
では、米ぬかのパワー及びお肌の美容法について説明しましょう。
●米ぬか美容法の効果
くすみ除去 |
くすみのもとになる、厚く硬くなった手ごわい角質もおだやかに除去。 |
うるおい |
がさがさ荒れ肌もしっとりなめらか、うるおいとつややかさを保ちます。 |
美白肌 |
洗顔だけで落とせないメラニンを含んだ角質を落とし、透明美白へ導きます。 |
●米ぬかに含まれる成分
米ぬかに含まれているビタミンB1・B2が、肌のシミを薄くします。 |
米ぬかに含まれているビタミンEが、肌の老化防止になります。 |
●化粧糠
米ぬかは、玄米を精米する時にできる種皮及び胚芽の混合物で、玄米を精米して通常6〜8%しか得られない貴重ですばらしい天然成分です。そして、米ぬかの中で更に、赤ぬか・中ぬか・白ぬか(化粧糠)の3種類にわかれます。
ぬか全体の5%しか得られない化粧糠は、美容に効果的なビタミン類が豊富で、脂肪・蛋白質・炭水化物など優れた栄養価をもち、低刺激でクリーミーなパウダー状態の白い粉です。(白いといっても小麦粉のように、真っ白ではありません)
普通は、循環式の精米機でしか、化粧糠は取り出せません。循環式の精米機を持ってるお米屋さんを見つけたら、お得意さんになっておきましょう。
●ぬか袋
○化粧糠を木綿の袋に入れたものを「ぬか袋」と呼びます。 |
○木綿でできた巾着袋や手ぬぐい等を縫い作って用意してください。 |
○木綿のハンカチに化粧糠を包んでもOKです。 |
○木綿のやさしい肌ざわりが、美容効果をいっそう高めます。 |
●ぬか袋の使い方
●お湯又はぬるま湯の中で軽くもんで、中まで水分をよく含ませてください。 |
●ゴシゴシとこすらずに軽くマッサージする要領で、お肌(顔・全身)を洗ってください。 |
●洗い終わったら軽くしぼって水気を切っておきます。 |
※袋に詰めた糠は、3〜4日ごとに取り替えてください。 |
1ヶ月も経てば、肌がしっとりとして生き生きしてきます。これであなたも、米ぬか素肌美人に変身???
最近米ぬか美容法について、お問い合わせを頂くようになりました。多くは、「化粧糠は何処で手に入るのでしょうか?」というものです。
最近では循環式の精米機を持っている米穀店が少なくなり、入手するのはなかなか難しいかと思います。
普通に販売されている漬物用糠(中ぬか)でも美容効果はあります。ただ、化粧糠の方が粒子が細かいため、肌にやさしく栄養の浸透が良いのです。
化粧糠が手に入らない場合、中ぬかで試してみて下さい。目の細かいふるい(篩)で、ふるってから使うことをおすすめします。
尚、ぬか漬けを食べる事で野菜の栄養とぬかの栄養がとれ、体の中から肌を美しくしてくれます。体の中からビタミンを取る、スキンケアの基本ですね |
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